【千切大根の歴史】

宮崎県は日本一の千切大根の産地で全国の9割を生産しています。「千切大根」は関西以西の呼び名で関東では「切干大根」と呼ばれています。

江戸時代からの代表的な干し物で当時は尾張物(愛知県産)が主流でした。明治になり宮崎にも原料の青首大根とともに千切大根の技術が伝えられ、宮崎物が全国の市場を占めるようになったのは昭和に入ってからでした。

国富町では特に葉タバコの裏作としていち早く産地化が進められてきました。昭和61年にせんぎり大根生産振興会が発足。生産者、町、農協、普及センターが一体となり「日本一の生産地」づくりに取り組み、今日に及んでいます。

平成15年度は町内320戸の農家が130ヘクタールを栽培しています。